2006年 04月 09日
ランナーズハイ!?
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今日はウンヶ月ぶりに犬たちを(トムが)洗った。アメリカに来たばかりの頃は2週間に1回洗っていたのに、今やすっかりウンヶ月に1回。週末はゴルフなどで出かけることが多く、なかなか時間が取れないのだ。平日にtomoちゃんが洗えばいいじゃん、というトムの言葉は聞こえないフリ。
犬たちを庭で乾かす間(ただ放置するだけ)、うめこも外で遊ばせてあげた。私が付きっきりで見張っていれば脱走することもないので安心だ。この辺りの猫は、完全室内飼いよりも、昼間は外に出ている猫が多い。庭の芝生でのんびり日向ぼっこをしているよその猫を見て、うめこにもそんな気分を味わせてあげたいと思ったのだ。
お日様の光と外の匂いを満喫中↓
しばらく遊ばせた後、家のなかに入れると、うめこはまた外に出せと大騒ぎ。まるで人間に虐待されているかのような絶望的な叫び声を上げ続ける。犬用のフラップドアを壊しそうな勢いだ。しまった、癖になってしまうかもしれない。猫は楽しかったことはなかなか忘れない執念深さを持っているのだ。
夕方はトムと一緒にランニング。いつものコースを走っている途中で、トムが「UTCの方に行ってみようか」と言い出す。UTCとは、うちから車で(飛ばして)10分くらいのところにある大型のショッピングモールだ。走って行くなんて想像もつかないが、今の私なら出来そうな気がする。というわけで、ランニングではめったに出ることがない大通りにまず向かうことにした。この大通りに出るには、1度坂を下ってまた上らないといけない。うちのエリアは、東はアメリカ軍の飛行場、あとの3方をキャニオンに囲まれた高台にあるため、どこかに行く時には必ずダウン&アップがある。最初のダウン&アップでかなり疲れたが、平らな大通りに出たらすぐ回復した。UTCに向かうにはさらに長くてきついダウン&アップがある。その坂を下り切った時に、トムがやはり引き返そうと言う。延々と続く坂道にうんざりしたようだ。引き返して長い坂道を上ったあとは、今まで通ったことのない住宅地を縦横無尽に走る。住宅地内は車通りも少ないし、信号もないので走りやすい。走り始めてから40分ほど経過し、ちょうどなだらかな下り坂に差し掛かった時、私の体に異変が起こった。体のしんどさや足のだるさがまったくなくなったのだ。本当にまったく。体が軽くなり浮遊しているような感じ。どこまででも走れそうな気がする。さっき、坂を上っている時は、あんなにつらかったのに。その不思議な感じは家に着くまで続いた。1時間ちょうどのコースのなか、きついダウン&アップが4回もあった。しかし何故だか体は軽くまだまだ元気。こんな感覚、初めてだ。
もしかすると、これがいわゆる「ランナーズハイ」なのかと思って、帰宅後調べてみた。
たっぷりと筋肉に乳酸をためこむランニングは、本人がどう思おうと、体にとっては大きなストレスになる。このストレスに拮抗しようと脳下垂体からエンドルフィン(脳内生産麻薬様物質)が分泌される。普段厳しい条件下でランニングしていると、走り始めた途端にエンドルフィンが発生するが、たまたま体調も気分も良く、拮抗すべきストレスが少ない状態だと、余剰のエンドルフィンの働きを自覚することができる。その働きとは痛みや苦しみを和らげる働きである。
つまり、ランナーズハイを体験するための条件は、普段から体がストレスを感じるようなハードなトレーニングをしている人、体調や気分がいい、気候が良い、ということになる。実際、ランナーズハイを体験するのは、春や秋、緩い下り坂を走っている時が多いというデータもある。
今日の私の状態はまさにドンピシャ。夕方の柔らかい日差しが心地よい状態で、トムと2人、お気に入りのウェアを着て、いつもとは違う新鮮なコース、それも緩い下り坂を走っていた。うーん、私もついにランナーズハイを体験したらしい。ランナーとしてちょっぴり大人になった気分。本番のフルマラソンの時にも、リラックスして楽しんで走れば、今日と同じ状態になれるかな。そのためには、普段の厳しいトレーニングが必要なわけね。うん、がんばらなくっちゃ。
犬たちを庭で乾かす間(ただ放置するだけ)、うめこも外で遊ばせてあげた。私が付きっきりで見張っていれば脱走することもないので安心だ。この辺りの猫は、完全室内飼いよりも、昼間は外に出ている猫が多い。庭の芝生でのんびり日向ぼっこをしているよその猫を見て、うめこにもそんな気分を味わせてあげたいと思ったのだ。
お日様の光と外の匂いを満喫中↓
しばらく遊ばせた後、家のなかに入れると、うめこはまた外に出せと大騒ぎ。まるで人間に虐待されているかのような絶望的な叫び声を上げ続ける。犬用のフラップドアを壊しそうな勢いだ。しまった、癖になってしまうかもしれない。猫は楽しかったことはなかなか忘れない執念深さを持っているのだ。
夕方はトムと一緒にランニング。いつものコースを走っている途中で、トムが「UTCの方に行ってみようか」と言い出す。UTCとは、うちから車で(飛ばして)10分くらいのところにある大型のショッピングモールだ。走って行くなんて想像もつかないが、今の私なら出来そうな気がする。というわけで、ランニングではめったに出ることがない大通りにまず向かうことにした。この大通りに出るには、1度坂を下ってまた上らないといけない。うちのエリアは、東はアメリカ軍の飛行場、あとの3方をキャニオンに囲まれた高台にあるため、どこかに行く時には必ずダウン&アップがある。最初のダウン&アップでかなり疲れたが、平らな大通りに出たらすぐ回復した。UTCに向かうにはさらに長くてきついダウン&アップがある。その坂を下り切った時に、トムがやはり引き返そうと言う。延々と続く坂道にうんざりしたようだ。引き返して長い坂道を上ったあとは、今まで通ったことのない住宅地を縦横無尽に走る。住宅地内は車通りも少ないし、信号もないので走りやすい。走り始めてから40分ほど経過し、ちょうどなだらかな下り坂に差し掛かった時、私の体に異変が起こった。体のしんどさや足のだるさがまったくなくなったのだ。本当にまったく。体が軽くなり浮遊しているような感じ。どこまででも走れそうな気がする。さっき、坂を上っている時は、あんなにつらかったのに。その不思議な感じは家に着くまで続いた。1時間ちょうどのコースのなか、きついダウン&アップが4回もあった。しかし何故だか体は軽くまだまだ元気。こんな感覚、初めてだ。
もしかすると、これがいわゆる「ランナーズハイ」なのかと思って、帰宅後調べてみた。
たっぷりと筋肉に乳酸をためこむランニングは、本人がどう思おうと、体にとっては大きなストレスになる。このストレスに拮抗しようと脳下垂体からエンドルフィン(脳内生産麻薬様物質)が分泌される。普段厳しい条件下でランニングしていると、走り始めた途端にエンドルフィンが発生するが、たまたま体調も気分も良く、拮抗すべきストレスが少ない状態だと、余剰のエンドルフィンの働きを自覚することができる。その働きとは痛みや苦しみを和らげる働きである。
つまり、ランナーズハイを体験するための条件は、普段から体がストレスを感じるようなハードなトレーニングをしている人、体調や気分がいい、気候が良い、ということになる。実際、ランナーズハイを体験するのは、春や秋、緩い下り坂を走っている時が多いというデータもある。
今日の私の状態はまさにドンピシャ。夕方の柔らかい日差しが心地よい状態で、トムと2人、お気に入りのウェアを着て、いつもとは違う新鮮なコース、それも緩い下り坂を走っていた。うーん、私もついにランナーズハイを体験したらしい。ランナーとしてちょっぴり大人になった気分。本番のフルマラソンの時にも、リラックスして楽しんで走れば、今日と同じ状態になれるかな。そのためには、普段の厳しいトレーニングが必要なわけね。うん、がんばらなくっちゃ。
by crazytomo69
| 2006-04-09 00:00
| マラソン