2005年 02月 12日
病院嫌い
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2匹の犬を、混合ワクチンとフィラリアの検査(血液検査)のために病院に連れて行くことにした。日本ではフィラリアの予防薬をずっと飲ませていたが、蚊の少ないサンディエゴに来てからの1年間はさぼっていた。この辺りでは予防薬を飲んでいない犬のほうが断然多いらしい。しかし、蚊が少ないとはいっても全くいないわけではないし、いつ日本に帰国するかもわからないことを考えると、やはり通年予防しておくのが一番無難であろう。考えを改めて、これから毎月薬を飲ませることにしたのだ。
前回、マイクロチップ装着のために病院に行ったときに、大暴れして口輪を付けさせられたあんこ、今日は動物病院の駐車場に入った途端、車のなかでも激しく震え始めた。
あんこはすっかり病院では有名人(犬?)だ。みんなあんこのことをちゃんと覚えている。柴犬が珍しいからでも特別可愛いからでもない。もちろん前回の大暴れのせいだ。嬉しいような悲しいような。
今日は診察室に犬と一緒に呼ばれた。ワクチンを打つ前に、簡単な健康診断があるのだ。恐怖のあまり大興奮状態にあったあんこは、診察室に行く途中で歩きながらウンチをポトポト落としていた。自分のお尻からウンチが出ていることにさえ、気付いていない様子だ。病院の人たちは「よくあることだから大丈夫よ」と優しく言って後始末をしてくれた。あぁ、情けないぞ、あんこ。
私たちと一緒に診察室に入っても、女性の獣医さんが体を触ることができないほど暴れる。獣医さんはすごく体が大きくて力のありそうな女性看護士さんをヘルプに呼んだが、それでもどうにもならない。あんこは今まで一度も人間に噛み付いたことはないが、これでは凶暴な犬と思われても仕方ないであろう。獣医さんの指示に従い、口輪をつける。しかし口輪をつけても暴れまわるあんこは、別室で診察と注射を受けることになった。飼い主がいないほうが、おとなしくなって扱いやすい場合もあるとの判断らしい。トムと私は、さっきの大きな女の人に力づくで押さえつけられているであろうあんこの姿を想像して、ちょっと心配になる。飼い主のいないところでは何をされているかわからない(笑)。しばらくすると、「やっぱり飼い主さんと離して正解だったわ」と言いながら、あんこと獣医さんが戻ってきた。あいかわらず涙目のあんこ。
おとなしいたまこは私たちの見ている前で、あっという間に処置が終わる。「たまこは本当にいい子だわ」と何度も言われた。たまこに限らず、あんこの後だとどんな犬も扱いやすい良い犬に見えるだろう。暴れん坊のあんこと、おとなしいたまこ、同じ値段で診察してもらうのは、なんだか悪いような気がする。
あんこは病院に行くたびに、どんどん病院嫌いになっていく。これから年をとって、必然的に病院に行かなければいけないことが増えるというのにいったいどうしたらいいものか。それにしても、あの病院の人たちは、あんこのことをやんちゃで言うことを聞かない犬だと思っているに違いない。家ではおとなしくていい子なのに。病院嫌いも本当に困ったものである。
前回、マイクロチップ装着のために病院に行ったときに、大暴れして口輪を付けさせられたあんこ、今日は動物病院の駐車場に入った途端、車のなかでも激しく震え始めた。
あんこはすっかり病院では有名人(犬?)だ。みんなあんこのことをちゃんと覚えている。柴犬が珍しいからでも特別可愛いからでもない。もちろん前回の大暴れのせいだ。嬉しいような悲しいような。
今日は診察室に犬と一緒に呼ばれた。ワクチンを打つ前に、簡単な健康診断があるのだ。恐怖のあまり大興奮状態にあったあんこは、診察室に行く途中で歩きながらウンチをポトポト落としていた。自分のお尻からウンチが出ていることにさえ、気付いていない様子だ。病院の人たちは「よくあることだから大丈夫よ」と優しく言って後始末をしてくれた。あぁ、情けないぞ、あんこ。
私たちと一緒に診察室に入っても、女性の獣医さんが体を触ることができないほど暴れる。獣医さんはすごく体が大きくて力のありそうな女性看護士さんをヘルプに呼んだが、それでもどうにもならない。あんこは今まで一度も人間に噛み付いたことはないが、これでは凶暴な犬と思われても仕方ないであろう。獣医さんの指示に従い、口輪をつける。しかし口輪をつけても暴れまわるあんこは、別室で診察と注射を受けることになった。飼い主がいないほうが、おとなしくなって扱いやすい場合もあるとの判断らしい。トムと私は、さっきの大きな女の人に力づくで押さえつけられているであろうあんこの姿を想像して、ちょっと心配になる。飼い主のいないところでは何をされているかわからない(笑)。しばらくすると、「やっぱり飼い主さんと離して正解だったわ」と言いながら、あんこと獣医さんが戻ってきた。あいかわらず涙目のあんこ。
おとなしいたまこは私たちの見ている前で、あっという間に処置が終わる。「たまこは本当にいい子だわ」と何度も言われた。たまこに限らず、あんこの後だとどんな犬も扱いやすい良い犬に見えるだろう。暴れん坊のあんこと、おとなしいたまこ、同じ値段で診察してもらうのは、なんだか悪いような気がする。
あんこは病院に行くたびに、どんどん病院嫌いになっていく。これから年をとって、必然的に病院に行かなければいけないことが増えるというのにいったいどうしたらいいものか。それにしても、あの病院の人たちは、あんこのことをやんちゃで言うことを聞かない犬だと思っているに違いない。家ではおとなしくていい子なのに。病院嫌いも本当に困ったものである。
by crazytomo69
| 2005-02-12 00:00
| 犬猫