2006年 02月 13日
$2115.54
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いきなりお金の話でスミマセン。この$2115.54というのは、今日動物病院で払った金額なのです。
今日、あんことたまこをデンタルクリーニングに連れて行った。全身麻酔下での治療となるので、早朝ドロップオフ、夕方ピックアップ。以前簡単に見積もりを出してもらった時の金額は、たしか1匹380ドルくらいであった。しかし、犬たちを預けた後に何度も電話が掛かってくる。「あんこは歯を9本(!)抜かなくてはならない、$×××くらいになるがいいか?」「たまこは4本歯を抜いた方がいいと思う。さらに$×××くらいかかるが大丈夫か?」
アメリカの動物病院で、ちょっと大掛かりな治療を受ける場合、必ず事前に確認がある。
それは、治療中にさらに高額な検査や治療をしたほうがいいと医者が判断した場合、
1、どんなに治療費がかかってもいいので、できる限りのことをしてくれ。
2、飼い主が最初に決めた治療以外のことは絶対にしないでくれ。
3、何か予想外なことが発生した場合は必ず飼い主に電話で確認をし、許可した場合のみ治療を続けてくれ。
という3つの選択肢から自分の方針を選ぶのだ。うちはいつも3。だから治療中に何度も電話が掛かってくるハメになる。
最初の簡単な見積もりは、歯のクリーニングのみで、抜歯は含まれていない。抜歯することになった歯は、いわゆる歯周病で、放っておくと細菌が血液や歯肉を通じて内蔵に達し、命に関わるような病になることもあるらしい。一昨年亡くなった猫のマルコは、猫エイズ+この歯周病によって命を落としたと考えられている。
抜歯にともなって発生した、追加の麻酔や注射3本、家で飲む薬、X-rayなどで、ぐーんと治療費が跳ね上がったようだ。今回、ついでに混合ワクチンとがらがらへびのワクチンもお願いしていたが、さすがに体への負担が大きいようで、次回のフォローアップ検診の時に延期になった。その他、たまこの横っ腹にある、大きく出っ張ったほくろ状のものも取ってもらった。以前医者がその存在に気付いた時に、多分良性だとは思うが、全身麻酔を受ける機会があれば、その時に取っておいた方が無難だと言われていたのだ。
あんこの歯が9本も抜かれると連絡を受けて、急いで犬の歯の数を調べた。犬の永久歯というのは42本あるらしい。そのうえ抜歯したのはほとんど切歯といわれる小さい前歯。食べるのにはほとんど影響はないとのこと。
たまこは4本だが1本は奥の大きい歯。この歯はけっこう痛みがあったのではないかと医者に言われたが、それはたまこのみぞ知る。
今回のことで、いろいろと思うところがあった。昔の飼い犬なんて、もちろんデンタルクリーニングなど一生受けることもなく、年齢とともに当たり前に歯や歯茎が衰え、自然に歯が抜けたりもしかするとそれが原因となって死んだりしていただろう。当然犬には痛みがあるが、それを訴えるはずもなく、飼い主もそれに気付くはずもなく、自然の流れで犬の老いや病気を受け入れていた。しかし現代の飼い犬は、動物医療の進歩や飼い主の意識の変化によって、人間と同じ道のりを歩むようになってきている。犬の平均寿命は格段に延びた。変わらないのは、犬は痛みや不調を訴える術がないということだけ。どっちがいいとか悪いとかいう話ではないのだけれど。
ともかくうちの犬たちはデンタルクリーニングを受け、抜歯をした。今までほとんど歯磨きをしてあげなかったことや、人間の食べ物(お菓子も含む)を時々与えていたことは、本当に悔やまれる。そんなに贅沢はさせてあげられないし、そんなつもりもないけれど、最低限健康で快適な生活をさせてあげたいとは思っているのに、ちょっと怠慢だったかな。
病院に迎えに行くと、2匹は思ったより元気そうだったが、100回くらい泣いたかのように目が潤み、目の周りが濡れていた。かわいそうに、麻酔が切れた今でもまだしんどいだろうね。
帰宅後、よれよれの2匹↓
←犬たちがいない間、ひとりっこ状態でのびのびするお気楽なうめこ
今日、あんことたまこをデンタルクリーニングに連れて行った。全身麻酔下での治療となるので、早朝ドロップオフ、夕方ピックアップ。以前簡単に見積もりを出してもらった時の金額は、たしか1匹380ドルくらいであった。しかし、犬たちを預けた後に何度も電話が掛かってくる。「あんこは歯を9本(!)抜かなくてはならない、$×××くらいになるがいいか?」「たまこは4本歯を抜いた方がいいと思う。さらに$×××くらいかかるが大丈夫か?」
アメリカの動物病院で、ちょっと大掛かりな治療を受ける場合、必ず事前に確認がある。
それは、治療中にさらに高額な検査や治療をしたほうがいいと医者が判断した場合、
1、どんなに治療費がかかってもいいので、できる限りのことをしてくれ。
2、飼い主が最初に決めた治療以外のことは絶対にしないでくれ。
3、何か予想外なことが発生した場合は必ず飼い主に電話で確認をし、許可した場合のみ治療を続けてくれ。
という3つの選択肢から自分の方針を選ぶのだ。うちはいつも3。だから治療中に何度も電話が掛かってくるハメになる。
最初の簡単な見積もりは、歯のクリーニングのみで、抜歯は含まれていない。抜歯することになった歯は、いわゆる歯周病で、放っておくと細菌が血液や歯肉を通じて内蔵に達し、命に関わるような病になることもあるらしい。一昨年亡くなった猫のマルコは、猫エイズ+この歯周病によって命を落としたと考えられている。
抜歯にともなって発生した、追加の麻酔や注射3本、家で飲む薬、X-rayなどで、ぐーんと治療費が跳ね上がったようだ。今回、ついでに混合ワクチンとがらがらへびのワクチンもお願いしていたが、さすがに体への負担が大きいようで、次回のフォローアップ検診の時に延期になった。その他、たまこの横っ腹にある、大きく出っ張ったほくろ状のものも取ってもらった。以前医者がその存在に気付いた時に、多分良性だとは思うが、全身麻酔を受ける機会があれば、その時に取っておいた方が無難だと言われていたのだ。
あんこの歯が9本も抜かれると連絡を受けて、急いで犬の歯の数を調べた。犬の永久歯というのは42本あるらしい。そのうえ抜歯したのはほとんど切歯といわれる小さい前歯。食べるのにはほとんど影響はないとのこと。
たまこは4本だが1本は奥の大きい歯。この歯はけっこう痛みがあったのではないかと医者に言われたが、それはたまこのみぞ知る。
今回のことで、いろいろと思うところがあった。昔の飼い犬なんて、もちろんデンタルクリーニングなど一生受けることもなく、年齢とともに当たり前に歯や歯茎が衰え、自然に歯が抜けたりもしかするとそれが原因となって死んだりしていただろう。当然犬には痛みがあるが、それを訴えるはずもなく、飼い主もそれに気付くはずもなく、自然の流れで犬の老いや病気を受け入れていた。しかし現代の飼い犬は、動物医療の進歩や飼い主の意識の変化によって、人間と同じ道のりを歩むようになってきている。犬の平均寿命は格段に延びた。変わらないのは、犬は痛みや不調を訴える術がないということだけ。どっちがいいとか悪いとかいう話ではないのだけれど。
ともかくうちの犬たちはデンタルクリーニングを受け、抜歯をした。今までほとんど歯磨きをしてあげなかったことや、人間の食べ物(お菓子も含む)を時々与えていたことは、本当に悔やまれる。そんなに贅沢はさせてあげられないし、そんなつもりもないけれど、最低限健康で快適な生活をさせてあげたいとは思っているのに、ちょっと怠慢だったかな。
病院に迎えに行くと、2匹は思ったより元気そうだったが、100回くらい泣いたかのように目が潤み、目の周りが濡れていた。かわいそうに、麻酔が切れた今でもまだしんどいだろうね。
帰宅後、よれよれの2匹↓
←犬たちがいない間、ひとりっこ状態でのびのびするお気楽なうめこ
by crazytomo69
| 2006-02-13 00:00
| 犬猫